来たる50周年の節目に感謝を込めて

ユニオンシンクが創業したのは1974年。
「IT」という言葉がほとんどなかった頃からソフトウェアに携わるビジネスを続け、50周年を迎えます。
「ITでもっと世の中を便利にしていきたい」と思っていた私は、就職活動でIT業界に飛び込みました。かねてから経営者を目指していたため、面接では前社長に「社長になりたい」と思いを伝え、その思いをくんでくれた当社に入社し、それらの実現のために無我夢中で仕事に励んできました。今でこそ自社パッケージ製品「デザイナーシリーズ」は主力製品となっていますが、私が若手プログラマーだった頃の当社は市場ニーズにいかにして応えるか、と試行錯誤の連続でした。

自身としても、既存の受託開発は上手く対応できた一方で、リーダーを務めた新規プロジェクトでは赤字を出してしまうことも。会社も私も決して順風満帆な道のりではなく、生みの苦しみを感じることも一度や二度ではありませんでした。しかし、何度も苦難を乗り越えていく中で気づいたのが「お客様の真のニーズを見極めること」の大切さ。それが会社に風土として浸透していくうちに、お客様とともに喜びを分かち合える機会が増えていきました。それが今のユニオンシンクにつながっています。
これまで長く支えてくださった、当社に関わる全ての皆さま、そして今ともに歩んでいる社員に心より感謝を申し上げます。

ITの力で、お客様とともに豊かに

当社は「我々と我々に関わるすべての人をITで豊かにする」というミッションを掲げています。
現在では、ほとんどの業界が人材不足という共通した課題を抱えています。IT導入によって業務が効率化し、生み出された余裕で新しい事業にチャレンジすることができたのなら、それはお客様にとっての「豊かさ」と言えるのではないでしょうか。さまざまなお客様のIT化を支援することが、当社にできる社会貢献の形だと考えています。
おかげさまで、創業時から目指していたエンドユーザービジネスが形になりつつあります。お客様のお悩みに寄り添って課題を共有し、解決に向けた提案ができるのはエンドユーザービジネスだからこその醍醐味です。これからも当社らしさを存分に生かして、お客様には「ユニオンシンクと付き合っていく価値」を、社員には「ITによる豊かさを提供している誇り」を感じられる会社へと歩んでまいります。

株式会社ユニオンシンク
代表取締役社長　西谷　洋志