導入事例
Case
様々な業種・規模の企業様にご利用いただいております。
品質管理システム「品質デザイナー for GxP」 文書管理システム「文書デザイナー for GxP」
生産管理システムとの双方向連携で
効率的な業務と機動的な経営へ


会社情報
| 導入時期 | 2023年2月 |
| 従業員数 | 294名 |
| 事業内容 | 健康食品や化粧品等の受託製造業、倉庫業、貨物利用運送事業 |
| 適応業務 | 製造記録・検査・出荷判定書類の電子化、生産管理システムとのデータ連携管理 |
POINT
・法令厳格化を見越してCSV対応のサポートがあるシステムを選定
・生産管理システムとの連携では「数字がどう変わるか」を意識
・帳票やフローの定義ができる人を社内で増やしたい
富士山のふもと、静岡県富士宮市にある「富士宮通運株式会社」。70年以上もの間このエリアの物流を支えてきた同社は、約20年前から健康食品や化粧品の受託製造を展開しています。
長らく紙で製造記録を残していましたが、数年前から会社全体で業務の電子化を進めており、2023年に生産管理システムと併せて「品質デザイナー for GxP」を導入。両システムを連携させた運用を確立しています。
今回は、取締役として導入を推進した堤さんと、導入後に帳票定義などの実務を担っている品質保証部の菅澤さんに、導入の決め手やシステム連携におけるポイントなどについて伺いました。

今後の法令厳格化を見越して
CSV対応のサポートが得られるシステムを導入
富士宮通運での健康食品・化粧品における顧客(製造委託元)は年間20~30社、製造品目数は約1700品目にのぼります。
多品種受託製造のため、生産管理における作業負荷が大きく、委託元ごとに担当者を置くほど。この問題を解消するため、生産管理システムの導入と製造記録の電子化を同時に検討しました。
情報収集する中で、CSV対応がポイントになると感じた堤さん。現状、健康食品や化粧品の製造で使うシステムには必須ではありませんが、関連法規が推奨している高い管理レベルで運用するために、長期的な目線でCSVに対応したシステムを選定したと振り返ります。
「当社にノウハウがなかったので、ベンダーからCSV対応のサポートが得られることが1つの基準になりました。その条件を満たす中で、一緒に導入する生産管理システムとの連携、今後進めたい文書管理や教育管理のことを考え、ユニオンシンクを選びました」
生産管理システムの画面に起票ボタンを設置
まずは「1次開発」として、生産管理システム→品質デザイナー for GxPの連携を実施。生産管理システムに受注情報を入力して画面上のボタンを押すと、製造指図書が「品質デザイナー for GxP」で自動起票される仕組みです。
これを申請・承認すると、製造記録書が起票されます。それまでに入力した内容はそのままコピーされるので、記入時間の減少やミスの防止につながりました。
「数字がどう変わるか」を意識し 丁寧に紐づけた開発を行う
2024年6月からは「2次開発」として、品質デザイナー for GxP→生産管理システムへ生産実績を連携するフローを自分たちで開発し、運用に乗せました。
「1次開発をユニオンシンクのSEの方にしていただいた中で、システムの勘所を理解できたのが、自分たちで開発するときに役立ったと思います。製造記録書の数字の変化(生産による資材の減少など)が生産管理システムに自動で反映されるよう、丁寧に紐づけていきました」
と菅澤さん。2次開発は順調に進み、生産管理システム→品質デザイナー for GxP→生産管理システムの流れで、生産に係る数字の一元管理を実現しました。
これによって、工場の担当者が残業して数字を取りまとめる必要がなくなったほか、データを横断的に集計・整理して製造委託元別・生産品目別ごとのグラフを作るのも簡単に。
「業務負荷の軽減ができましたし、データドリブン経営に向けても前進しました」
と堤さんは笑顔を見せます。


帳票やフローの定義ができる人を社内で増やしたい
電子化で、効率的な業務と機動的な経営へ。今後取り組みたいことについてお二人に尋ねました。
「工場にある機器の点検についても電子化したいと考えています。実際の業務をよく分かっている人が中心になって進められるよう、社内で帳票やフローの定義ができる人を増やしたいと思いますね」
と菅澤さんは、社内開発ができる人材の育成を見据えています。
「『聖域なき電子化』を推進しています。工場に置いてあるGMP基準書などはまだ紙での管理ですので、この辺りにも順次取り組んでいきたいと考えています」
と堤さんは、次なる改革にも前向きな姿勢を見せました。
※2025年10月現在の情報です

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ジャパンメディック株式会社
埋もれた紙を探す日々から解放
信頼できるシステムの導入で、
安心できる品質保証業務へ業種 製造業(医薬品)
従業員数 103名
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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日本精化株式会社
品質保証業務のスピードUPと教育内容の統一で
長期的な体制強化へ業種 製造業(医薬品)
従業員数 400名
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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浜理PFST株式会社
電子化で検索機能を活用し
行政や顧客からの評価もアップ業種 製造業(医薬品)
従業員数 約230名
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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株式会社池田模範堂
長年にわたるデータの蓄積と
システム管理者の頑張りで
活用の幅はどこまでも広がる業種 製造業(医薬品)
従業員数 353名(2025年6月現在)
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
-
サラヤ株式会社
製造マニュアルの電子化を端緒に
全社的な品質管理への連携を目指す業種 製造業(医薬品)
従業員数 約2500名(2024年6月現在)
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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白鳥製薬株式会社
QRコードを使った文書管理で
手作業を減らし、DIを強化業種 製造業(医薬品)
従業員数 201名(2025年5月1日現在)
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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新新薬品工業株式会社
文書のペーパーレス化で始まった業務改革
今では基幹システムの監査証跡の記録にも業種 製造業(医薬品)
従業員数 280名
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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株式会社環境技研
幅広く関連業務を網羅したシステムで
PQS/QMS業務が迅速に、最新版管理が確実に業種 製造業(医薬品)
従業員数 130名
導入製品 品質デザイナー for GxP
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皇漢堂製薬株式会社
実績あるテンプレートの提案で
業務の見直しだけでなく当事者意識の醸成に業種 製造業(医薬品)
従業員数 232名
導入製品 品質デザイナー for GxP
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日本光電工業株式会社
「統合型品質情報管理システム」 の一環として、
“業務統制”と“情報連携”の更なる強化を電子承認化で実現業種 製造業(医療機器)
従業員数 3000~5000名
導入製品 品質デザイナー for GxP
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室町ケミカル株式会社
増加する記録書類の電子化を進め
データ集約を容易に業種 製造業(医薬品)
従業員数 200名~300名
導入製品 品質デザイナー for GxP
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リバテープ製薬株式会社
品質マネジメントを強化し、GMP業務を効率化・見える化を行う為、
品質保証に関わる業務において「タイムリーな進捗管理」「情報の一元管理」を実現!業種 製造業(医薬品)
従業員数 300名
導入製品 品質デザイナー for GxP
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ヤマサ醤油株式会社
原本性の保証と文書改訂にかけていた
署名の負担を大幅に削減業種 製造業(医薬品)
従業員数 888名(2023年12月現在)
導入製品 品質デザイナー for GxP、文書デザ
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株式会社雪の元本店
変更管理業務の「効率化」と「情報連携の強化」を電子承認を活用して実現
業種 製造業(医薬品)
従業員数 20~50名
導入製品 品質デザイナー for GxP
